KBIブログ

自分の気持ちを抑えらない~キレてしまう子供達~

キネシオロジーベーシックインストラクターの歌原香菜です。 

今回のブログは「また今度!」になっていた調整方法(ESR)について。 

 

これは私が小学校の教員をしていた時の話。 

当時2年生の男の子・Aくんは周りの動きや反応に敏感で、しかも自分の思いを言葉にしにくかったり、すぐにカッとなってしまったりするなどの課題がある子でした。 

担任ではなかったものの、私は音楽の先生として彼に関わっていました。 

(教員時代、キネシオロジーには本当に助けられました…) 


 

ある日友だちとかなり派手にケンカをしていたAくんが落ち着くために職員室に連れてこられました。 

最初はかなり興奮した様子でしたが、とりあえず水を飲ませました。 

この「水を飲む」が一つ目の調整です。 

 

 

人間は脳から送られる電気信号で筋肉が動きます。 

電気信号を伝えるのは、水。 

人間の身体は70%以上が水でできています。 

考えようとしてもうまく考えられなかったり、集中できなくなったりしているような時は水不足のサインなんですね 

 

特に多動傾向の子は、すぐに身体の水がなくなりやすく、常に脱水状態になっていると言われています。 

お子さんが落ち着かない時には、まず少しずつ(これもポイント!)水を飲む。 

 

 

そして二つ目の調整がESR(Emotional Stress Release)です。 

やり方はとても簡単。 

おでこに手を当てるだけ! 

 

 

なにか失敗した時「あーあ…」とおでこに手を当てる仕草、したことはありませんか? 

人間は生まれながらに「こうすると落ち着く」というのを知っているんですね。 

(人間ってすごい!) 

 

 

ということで、彼には水を飲ませ、ちょっと落ち着いた頃を見計らって、私が後ろからおでこを触ってESRを行いました。 

※元々ESRは自分で自分を調整する方法ではありますが、一人が相手のおでこに触る方法でもOKです。 

ただし、身体に触ることなので、触っても良いか確認を必ずしてください。 

触れることにあまり良い反応をしない場合は、やり方を教えて自分でやってもらったり、別な調整方法を選ぶなどをしてください。 

 

 

しばらくすると、Aくんの口が段々と開いてきました。 

Bがボール投げてきた。」とか「ムカついたから叩いた。」とか、その時の状況を話し始めたんです。 

私は「そっかー。嫌だったんだねー。」と聞くばかり。 

少し経つと、突然「もういける!」とAくんは私のもとを離れ、職員室から飛び出して行きました。 

 

 

何かアドバイスするでも「落ち着きなさい」と言うでもなく、私がしたことはAくんがいつもの彼に戻れるよう少し手伝いをしたこと。 

次の休み時間には、AくんとBくんが仲良く遊んでいる姿が見えました。 

 

 

 

このAくんだけに変化があったわけでなく、その後も同じように調整をしていつもの様子に戻ったという子たちが結構いました。 

知っているか、知らないかで対応は大きく変わりますよね。 

もちろん大人にも使えるので、私は何か一つ調整を教えてほしい、と言われた時には必ずと言って良いほどESRを紹介しています。 

 

 

でも、触り方には若干のコツがあります! 

キネシオロジーベーシック講座で詳しくご紹介します(^^) 

 

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